一通り戸籍を取得したので、今度は郷土史を調べることにする。今回は、拙者の親族が特に多い山口県山口市小郡の郷土史を調べようと思う。

小郡の場所

小郡は、山口県のほぼ中央から南にある椹野川(ふしのがわ)近辺の地域で、山陽新幹線の新山口駅の辺りだ。新山口駅は、以前は「小郡駅」だった。北には湯田(ゆだ)温泉があり、南は田畑が広がっている。少し南西の宇部市には山口宇部空港がある。

ザックリとした小郡周辺©OpenStreetMap contributors

郷土史があった。

インターネットで郷土史を調べたたら、何冊か見つかった。現在の山口市になる前の、旧市町村名を冠した郷土史があるようだ。今回は戸籍に記載のあった地域の一つ、山口氏嘉川の郷土史を調べる。

何度も参照することが予想されるので、「日本の古本屋」というECサイトで購入しようとしたが、なんと在庫が無い。しかたなく国立国会図書館で文献を探すことにした。

国立国会図書館へ行く。

これまで、国立国会図書館(画像はここから引用)を利用するために登録利用者カードの発行を行う。土曜日は17時で閉館だということを全く考慮しておらず、昼過ぎに行ったため調査時間は殆どとれないのではないかと心配になったが、15分程度で作成していただけた。仕事が速い。

国立国会図書館。仕事以外で霞が関に来るのはなんか新鮮。

必要なもの以外の荷物をコインロッカーに預けて、作成したばかりの利用者カードで入場する。各所にある端末で資料を検索し、その端末から直接貸し出しの申請を行うと、職員の方が書架からカウンターまで資料を持ってきてくれる。利用者は直接書架に行く事はできないらしい。

郷土史を調べる。

郷土史を借りた。意外とデカい。江戸時代以降の記述の中から親族の苗字が無いか探していく。見つかった人名と、記載のあるページをメモに記載しながら読み進む。

しっかりとした装丁。コピー用紙のA5くらいのサイズ。

親族らしき人がいた。

親族(らしき人)がいた。この郷土史作成のために資料を提供した人の中に、戸籍で見つけた人と同姓同名の人物がいた。恐ろしいことに住所まで記載がある。但し、市町村合併以前の住所で、郵便番号は5桁の時代のものだ。この人が親戚である可能性は高いが、拙者の直系親族の本籍地とは微妙に異なる住所だ。謎。

この方は、寺子屋の教科書や鐘等、江戸末期の資料を管理されているようだ。寺子屋で指導していた人物は、この方の先祖であろう。他にも、この地域で庄屋の補佐である「畔頭(くろがしら)」という役職をしていた人物もいた。手帳にメモしておく。

まとめ

郷土史を調べてみたら、親戚や先祖らしき人が意外にも見つかった。やってみるものだ。今後は新たに見つかった人物名も手掛かりにしながら調査を進めたいと思う。

参考文献

  • 嘉川郷土史編纂特別委員会編 (1994)『郷土史ふるさと嘉川』嘉川建設振興会

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